無料ブログはココログ

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月

2010年2月 5日 (金)

後見人(補助含む)なって(平成22年2月5日更新)

おととしの11月から12月にかけて、9月に受けていた研修の不足分の研修をリーガルサポートからDVDを借りて研修(レポート含む)をした。9月に受けた研修は午前中に決済があったので、午後から参加した。そのときは、後見業務をやろうと思っていたわけでなく、時間が空いていたので参加したというものであった。

 研修に参加しているときに、成年後見リーガルサポートの成立の経緯や「実践成年後見」という雑誌についての話がでた。成年後見リーガルサポートの活動は、民法等の後見制度の改正(私が司法書士の受験時代)後合わせるように活発になるが、その設立に至っては、当然弁護士の反対があったり、法務省に相談にいったら、反対されると思ったが、協力的で方法のアドバイスを受けた話もでた。

「実践成年後見」とう雑誌は、今では後見制度のバイブルともいえる雑誌となっている。司法書士が中心に掲載内容と決定しているようだが、発刊当時は弁護士がもっとも多く購入していたそうだ。研修は、「へーーーすごいな」という感じで聞いていた。

でも当時は成年後見業務を本格的にしようとは考えなかった。そのような状況を変えたのが、「リーマンショック」などに起因する100年に一度といわれる不況である。不況でも最低限の収入を確保しないといけないと考えたのである。成年後見等の業務は、登記に比べると収入性は極端に低いと分かっていたが、一度成年後見人等に就任すれば、被後見人等(後見人等として保護を受ける者)が死亡するまで、一定の収入が安定的に入ってくるという性格がある。また、後見人に就任する場合であるが、家庭裁判所に後見人等の就任の名簿搭載をすれば、後見人等の就任依頼が来ることも分かっていた。それに情報として、成年後見人等の人材が不足している(報酬が低いため弁護士がしたがらない)ことも知っていた。また、事務所近辺では、北本市に就任している人がいるが手一杯でこれ以上後見人等になれないことも知っていた。そうすると、事務所近辺の場合は、私に優先的に後見人等の就任依頼がくることが想定できた。

 昨年の1月にレポートをリーガルサポート埼玉支部に提出して、41日付で家庭裁判所の後見人等の名簿に登載された。ちなみに、2年で更新で、2年内に12時間の所定の研修を受けなければ、名簿の更新ができないので結構厳しい(ちなみに今度の日曜日の研修受講でこの単位はクリアできそうである)。

 名簿搭載してすぐ就任依頼がくるはずもないので気にしていなかったが、昨年6月に一件目の就任以来が来たので即答した。拒むことなく、就任することを決めていたからである(現在も同様のスタンス)。なお、就任をするかどうかについては、個人情報が関わってくるのでほとんど情報はありません。補助だったので、被補助人に面談しても意思疎通は通常にできた。ただ、色々と問題を抱えており、現在も少しづつ解消しようとしている。 

2件目は、9月推薦依頼が来たので、即答した。この件は、認知症が絡んだ成年後見の事案である。施設入居が動機で、市長申立てだった。既に在宅において、ホームヘルパー、デーサービスをケアマネージャーを中心に行っていた。本格的な介護の絡んだ事案だった。当然のことながら、介護のことは分からないので、ケアマネージャーなどに介護の分野はお任せすることになる。私が身体看護できる分けがないし、法的にも依頼するのが後見人の仕事である。この件では、介護保険のシステムなどが複雑に絡んでおり、非常に一個人としても勉強になっている。

この件では、実務上大きな壁にあたった。後見人等は施設入居に関し、身元保証人(事実上の連帯保証人以上の責任がある)法的になれないのだ。なったら、家庭裁判所から後見人を解任される。解任されると後見人等の欠格事由に該当するので、すべての後見人等から失職することになる。場合よっては、司法書士としての懲戒の対象にもなる。ある施設に入所に当たって、「後見人を付ければ入所」できると言われていたようで、私が当然ながら身元保証人にはなれないというと入所を嫌がった(他の施設も同様の態度を示されたことがある)。それから顧問弁護士とやりとりをしたが、後見制度についてよく知らない方で、よく介護施設の顧問をやっているなと思った。最終的に「金銭債権以外は身元保証を求めない」という文書をファックスしてきました。この瞬間ここはだめだ。まったく分かっていない。結局、この施設は被後見人が拒否したのでお断りしました。これが現実です。

 現在、さらに補助を一件受けています。後見人等の分野は正直まだまだ経験不足は否めません。分からないことは、家裁や介護の専門家に相談したりしてやっているのが現状です。でも、今まで経験したことがないのような分野の人と話をしたり、継続性が極めて強いし、一度就任すると逃げることができないので、やりがいも感じます。

司法書士 藤村和也 ホームページ http://www.kfsj.net

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30