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2013年1月11日 (金)

信じられない売買

昨年、こんな相談がありました。

1,000万円で土地を売りました。売買契約書はありません。法務局に行って所有権移転登記をしました。代金は1円ももらっていません。所有権移転登記の登録免許税も売主が立て替えて払いました。この費用ももらっていません。

買主がローンを組もうとしたら金融機関(複数)ですべて断られました。

信じられない。正直、唖然としました。不動産詐欺じゃないかと思いました。その時点で、登記情報提供サービスで登記を確認すると幸い変な登記はありませんでした。

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その場で、今なら登録免許税その他の損害で済むので、直ちに所有権移転登記を抹消して売買をなかったことにするように指導しました。

急ぐ必要があるので、私の事務所に登記識別情報、印鑑証明書などを持参して買主と一緒に来るように言いました。

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法務局の登記相談で登記しているようですが、法務局の職員にも呆れています。こんな状況で登記することはありえないことはある程度の社会常識があれば分かるでしょう。

司法書士がこんなことをやったら懲戒もんです。当然、損害賠償の対象にもなります(当事者に十分リスク等の説明をした場合を除く)。

素人同志の登記は怖いものです。それ以上に、法務局って、こんなことをしても責任は法的にないことが恐ろしいです。

司法書士 藤村和也 http://www.kfsj.net

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