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2017年11月 2日 (木)

赤ちゃんポストと特別養子

親が育てられない子どもを匿名で預け入れる慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の運用開始から10年で、預けられた130人のうち28人が、里親や特別養子縁組ではなく、乳児院や児童養護施設といった施設で養育されていることが23日、市専門部会(会長・山県文治関西大教授)が公表した検証報告書で分かった。

 2007年5月の運用開始後、検証報告書の公表は4回目。元の家庭に戻ったり、特別養子縁組につながったりするケースも多い一方、約2割が施設で暮らす実態が判明し、家庭的な養育にどうつなげるかという課題が改めて浮かび上がった。

 報告書によると、17年3月末時点で、預け入れ後の行き先は、特別養子縁組47人、乳児院など施設28人、里親26人、元の家庭23人、その他6人だった。里親から特別養子縁組につながったケースも増えている。施設で暮らす28人のうち4人は制度開始の07年度に預けられた子どもだった。

 また、130人のうち身元不明が26人で、日本も批准する「子どもの権利条約」が規定する「出自を知る権利」の問題も、報告書は改めて指摘。

 匿名での預け入れの弊害を「親子再統合の機会が失われている」「子が遺伝性疾患のリスクを知ることができない」などと列挙し、「親の援助や子の養育環境を整えるために、実名化を前提とした上で秘密を守る手法が必要だ」と強調した。

 その上で、ドイツの「内密出産制度」に言及した。相談機関に実名で相談し、医療機関では匿名で出産できる仕組みで、16歳になった子どもは母親の名前を知ることができる。報告書は「解決策として国に働き掛けるべきだ」と市に求めた。

こうのとりのゆりかご

https://www.nikkei.com/article/DGXLASJC23H0V_T20C17A9ACYZ00/

先日、テレビを見ていたら赤ちゃんポストから特別養子縁組につなげたとやっていた。子供を見た瞬間に養親となる両親が泣いていた。長年の不妊治療の末の決断だったようだ。

ふと向井千秋さんの代理出産を思い出した。最高裁は、血縁上の母である向井千秋さんとの戸籍上の親子関係を否定した(2007年03月23日)。なお、最高裁は、特別養子縁組を勧められたようです。

特別養子縁組は、戸籍上、長男等の記載がされているようです。通常の養子縁組では、養子とはっきり記載されます。

特別養子縁組の主な要件は、下記のとおりです(民法817条の2~。817条の8)

  • 養親に配偶者がいること(男性もしくは女性のみでは申し立てることができない)
  • 養親は、原則、25歳以上であること
  • 養父と養母が共同して養子縁組をすること
  • 養子になる子どもは、原則6歳未満であること(事実上、6歳未満から監護していれば、8歳未満まで申し立てることができる)
  • 養親は、養子を6ヶ月以上継続して養育していること(試験養育期間)
  • なお、 特別養子縁組の成立には、養子となる者の父母の同意がなければなりませんが、父母がその意思を表示することができない場合又は父母による虐待、悪意の遺棄その他養子となる者の利益を著しく害する事由がある場合は、この限りではありません(民法817条の6)。しかしながら、この実父母の同意が大きな障害となっているので実務のようです。
    また、戸籍の記載も特別養子縁組であることが分かるようです。個人的には、戸籍の記載は、実子と変わらない記載にするのがいいように思えます。特別養子にとって実子でないことが分からない方がいいと考えるからです。
    司法書士 藤村和也

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